2008-03-13-Thu タイトルからして、【さおだけ屋はなぜ潰れないか?】の続編であろうことは大体予測がついた。
上、下巻からなっており、はじめに下巻から読み始めたのだが飲食業の僕からするとなるほど、僕らの仕事のお客様商売の数字では表わしきれない部分をコミカルにわかりやすく公認会計士の目線から表現しており、頭の中の何かが弾けた感じ・・・と言おうか、
例えばルービックキューブを6面完成させるのに何百何千回とクルクル回さずに全部ばらして新たに組み立てたような感じのする本・・・かな・・・わかります?
要は、ラーメン屋で売上の2割を食い逃げされていて、何とかするためにバイトを雇えば、食い逃げ金額が500円×8杯=4000円であるのに対しバイト代時給800円×10時間(営業時間)=8000円
だから食い逃げは嫌だけどバイトを雇えば、それ以上にお金がかかるからやめなさい。と言っているのが上巻。
なんのことはない只の数字上の損得ではじき出した理論でお金を借りたりする時に金融機関などが見る指標になる部分だろうと思う。
さて次、下巻は今の時代、【食い逃げ】なんかを見かけないこのご時世に、この店は食い逃げをされている。それこそが問題なので、バイトを雇えば済む問題でもない、要は店主の食い逃げされてもお金がかかるからバイトは雇わないとあきらめている体質が問題、いわば経営体質がそうなのであって、
会社でいえば売上を上げるのに営業社員が必死になって契約を取ってきているのに、内部で経費を垂れ流しにしていれば、結果的にこの会社は利益を出せる体質になっていないということと同じだと思う。
【食い逃げを容認している店主の性格そのものが問題なのだ!】とこの若き公認会計士は言っているのである。なるほどレストランで食い逃げされ続けたら僕もどうするかわからない。遭ったことないからだ。だけど僕は思う。食い逃げされないような店・・・というか、食い逃げしようなどという考えが全くないお客様を相手にするし、誰でもそうするだろう。
ジャンバルジャンが教会の灯籠を盗もうと思って盗んだところを警察が捕まえて牧師に突き出したところ牧師が【この灯籠は私が彼にくれたものだ、彼を逃がしてあげなさい】といった逸話のようには現実はいかないのです。
よしんば、少なくとも僕はこの本を読んではっきりと自覚したことがある。それは【ラーメン屋に行く回数が増えた事】だ。
この本を読んだ人がどこかで自分の脳の味覚の嗜好回路で【ラーメン】を連想できてその人がラーメン屋に行く回数が増えたとなると・・・・全国的には凄い人達がラーメン屋に押し寄せていることになるはず・・・ラーメン屋に限って言ったところがミソなんだと思う、これが高級フレンチの店の食い逃げだったら庶民には実感が湧かないから・・・うううん恐るべし・・・山田真哉・・・
あのっ、ラーメンを食べたくなるのはわかりますが、食い逃げをしに行っちゃだめですよ。食い逃げは立派な犯罪です・・・。(立派な犯罪もおかしい言葉ですね・・・

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